Windows 10 IoTを(Windows 10のマシン無しで)Raspberry PIにインストールする
Windows 10 IoTをRaspberry PIにインストールします。
2015/07/07追記 : 最新のWindows 10 IoTにはイメージ書き込みツールが付属しています。Windows8でも動作します。詳細は Windows 10 IoT Insider Previewの新しいバージョンが出ましたをご確認ください。
用意する物
- Raspberry PI 2
- Raspberry PIに電力を供給する電源。
USBで最低1A以上(2A以上が望ましい)安定して供給できる物。PCのUSBポートだと厳しいです。 - 8GB以上のMicro SD
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- 出版社/メーカー: トランセンド・ジャパン
- メディア: Personal Computers
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- LANケーブル
- ディスプレイ、HDMIケーブル、Micro USBケーブル
- WindowsPC
Windows10必須と言われてますがWindows 8でもできます。7以前は未確認です。
手順
インストールイメージの入手
- Connect への登録
https://connect.microsoft.com/windowsembeddediot/SelfNomination.aspx?ProgramID=8558 - アンケートという名の利用規約に同意
https://connect.microsoft.com/windowsembeddedIoT/Survey/MandatorySurveys.aspx - Raspberry PI用のイメージをダウンロード
http://connect.microsoft.com/windowsembeddedIoT/Downloads/DownloadDetails.aspx?DownloadID=57782
下の方のダウンロードボタンを押してもダメなので「単一のファイルをダウンロードする」のリンクからダウンロード
dism.exeの入手
※Windows 10のマシンがあればこの手順は省略できます
イメージのSDカードへの書き込みにはdism.exeを使用しますが、書き込みに使用する/ApplyDriveオプションがWindows 10以降のバージョンにしか搭載されていません。
そのため、Windows 8で実行するには別途dism.exeを入手する必要があります。
dism.exeはWindows ADK for Windows 10に含まれています。
https://msdn.microsoft.com/ja-jp/windows/hardware/dn913721.aspx
の下の方のリンクからWindows ADK for Windows 10をダウンロードしインストールコンポーネントのImaging And Configration Designerを選択します。(ほかいくつかのコンポーネントが選択されます)
イメージ書き込み
イメージをSDカードに書き込みます
- ディスクIDの確認
管理者モードでコマンドプロンプトを起動し diskpart を実行します。
list disk コマンドでディスク一覧を表示します。
ディスク n と書かれているのディスクのIDです。 - 書き込み
Windows 10の場合は普通の管理者モードのコマンドプロンプト、ADKをインストールした場合はスタートメニューの Deployment and Imaging Tools Environment からコマンドプロンプトを起動します。
ダウンロードしたイメージファイルのディレクトリへ移動して
dism.exe /Apply-Image /ImageFile:flash.ffu /ApplyDrive:\\.\PhysicalDriveN /SkipPlatformCheck
で書き込みます。 N の部分を先ほど確認したディスクIDに置き換えます
起動
ディスプレイとLANケーブルと電源を接続すると起動が始まりしばらくするとWindows 10 IoTの画面が出てきます。
初回起動時にLANに接続されていないと正常に動作しなくなるという話を耳にしましたが詳細は未確認です。この時はイメージ書き込みからやり直せば復旧するはずです。