Raspberry PI + Windows 10 IoT + C#でLチカ
Raspberry PIでLチカします。
LチカとはLEDをチカチカ点滅させることで、Hello Worldに相当するエンベデッド系で最初に作成するプログラムです。
今回はRaspberry PIのGPIOにLEDを接続してGUIからLEDを点灯消灯できるプログラムを作成します。
GPIOとはGeneral Purpose Input/Output(汎用入出力)の略でデジタル信号の入出力を行うことができます。
必要な物
- Windows 10 IoTインストール済みRaspbery PI、VS2015開発環境
- LED(とりあえず赤か緑を推奨。白や青は電圧が足りず使用できない可能性があります)
- 抵抗(LEDの仕様で抵抗値を決めますがとりあえず100~400Ωくらいなら動くと思います)
- ブレッドボード、ジャンパワイヤー(オス-メス)2本
LEDの接続
Raspberry PI 2のGPIO0~4は別の機能と共有になっているため今回はGPIO5を使用します。
Raspberry Pi 2 Model B GPIO 40 Pin Block Pinout | element14
GPIO5,LED,抵抗,GNDを直列につなぎます。LEDは極性があるので注意が必要です。長い方が+です。
プログラム作成
- Windows Universal のBlank Appプロジェクトを作成します。
- GPIO制御のためWindows IoT Extension SDKの参照設定を追加します。Windows Universalの拡張の中にあります。
- MainPage.xaml にボタンを2つ追加します。
-
MainPage.xaml.csを記述
GPIOの制御にはWindows.Devices.Gpio名前空間のクラスを使用します。
GpioController.GetDefaultでGpioControllerを取得し、OpenPinで制御したいピンを開きます。
SetDriveModeでOutputモードに設定すればGPIOの出力ができるようになります。
実行すると画面にON/OFFの2つのボタンが表示されLEDを制御することができます。
本日のプログラム Lchika.zip